最近では、DQNネームだとかキラキラネームだとか
親が子供にちょっと変わった名前を付けるケースが増えてきていますよね。
テレビでも、そんな名前を紹介することがありますから、
目にしたことがある人も多いとは思いますが。
親からすれば、子供にユニークな名前を付けて
他の子と、うちの子は違う
というようなものを示したいのかもしれませんけど
その名前で一生、過ごしていかなければいけない本人にとっては
どんな心境になるんでしょうかね？
今はまだ小さいくて気にしないかもしれませんけど
大きくなって自分の名前が気に入らなくて
名前を変えたい！
という人も増えてくるような気もしますけど。
今回は、そんな名前の改名方法について調べてみました。
ずっと前ですが「悪魔」という名前を付けようとしたけれど
役所も受理しないで、「阿久魔」としてもダメで
最終的には「亜駆」という名前にして、受理されたという話がありました。
その後、両親は離婚、父親が覚せい剤取締法違反で逮捕、
その子は児童養護施設に預けられたようですね。
連日、ワイドショーでも取り上げられるくらい話題になったようで
悪魔ちゃん事件なんて言われてるほどです。
これは過去の例として挙げさせて頂きましたが、
いくら何でもこの名前はいきすぎてますね。
最近の名前では、ゴロ合わせのようなものが多いですね。
絶対に読めないよ！
というものも多くて、ふりがながないと分かりません。
亜富(あとむ)
琥珀(こはく)
汐帆(せきほ)
騎士(ナイト)
希空(のあ)
羽舞(ねむ)
優希(ゆま)
空詩(らな)
六花(りっか)
莉人(りひと)
このくらいなら、珍しい名前だなぁというくらいで
良いかもしれませんけど
泡姫(ありえる)
波波波(さんば)
大賀寿(たいがーす)
今鹿(なうしか)
光宙(ぴかちゅう)
夢民(むうみん)
奏(メロディー)
聖騎士(ぱらでぃん)
龍飛伊(ルフィ)
これは、完全にキャラクターの名前ですよね。
一時的には人気のあるものでも、今後どうなっていくんでしょうか？
凸(てとり)
永久恋愛(えくれあ)
宝冠(てぃあら)
連夏江（れげえ）
ここまでくると、意味が分かりません。
自分がこの名前を付けられたら親を恨むでしょうね。
正当な事由によつて名を変更しようとする者は、
家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない。
（戸籍法 第107条の二）
ということで、家庭裁判所に認めてもらわないといけないんですね。
名前を変えるのに必要な手続き
１、家庭裁判所で改名の手続きに必要な「名の変更許可申立書」をもらう
２、戸籍謄本など必要な書類を準備
３、家庭裁判所に書類一式を提出する
・名の変更許可申立書
・変更申立の理由を証明する資料
・申立人の戸籍謄本
４、家庭裁判所からの質問に回答する
５、裁判所から改名変更許可書を発行してもらう
６、本籍地のある市区町村の戸籍課に変更届を提出する
必要なもの
・名の変更届
・名の変更許可書謄本（家庭裁判所の許可書）
・戸籍謄本（届出先が本籍地以外の場合）
・印鑑
掛かる費用は
収入印紙代 ８００円
郵便切手 ８０円切手を数枚
簡単に改名することはできるのか？
さて、手続きじたいは難しいこともありませんし、
費用もそれほど掛かりませんが、
家庭裁判所は簡単に認めてくれるのか？
が問題ですよね。
改名が認められるのは正当な事由が必要ということなんですが
その事由は
・営業上の目的から襲名する必要のあること。
・同姓同名者があり社会生活上支障のあること。
・神官僧侶となる､またはやめるために改名の必要があること
・異性と紛らわしい名であるため社会生活上支障のあること。
・外国人にまぎらわしい名であるため社会生活上支障のあること。
・性同一性障害による性別と名の不一致の場合
・名前が原因で社会的差別を受けている
・珍奇な名、難解、難読の文字を用いた名であるため社会生活上支障のあること。
などが挙げられます。
改名が認められた例
男性
前川、ベニ、田舎、牛吉、運助、案山子、一江、喜代美、権八郎、シキマ、〆男、ヒモ、又金、原爆・水爆兄弟、田中角栄、悪
女性
ま※こ、ナベ、ヲシメ、ヒモ、パリ、おまさ 、ウ※子、オワリ、カニ、カメ、セミ、デコ、ポン、メチャ、メガ、吾郎
ということですが、親はどんな気持ちでこんな名前を付けたんでしょうか？
今は○太郎、〇子なんて付ける人はほどんどいないんだろうな。
今、その名前なら逆にインパクトがあって、覚えやすいような気もするけど。
漢字は変えないで読み方だけ変える
漢字は変えないで読み方だけを変えたいという人もいると思いますが
それは簡単なようですね。
戸籍には、読み仮名はありませんから
どう読み方を変えようと自由なんです。
住民票に読み仮名を付けている自治体もあるようですが
改名にはならないので、役場の窓口に行って
読み方の変更手続きを行うだけで変えることができます。
子供の将来を考えたら、その場のノリとか流行で決めるんじゃなくて
冷静に考えてもらいたいものです。
小さい頃は良いかもしれませんが
物心付くには、ショック受けるかもね。
３０、４０代になって光宙(ぴかちゅう)や龍飛伊(ルフィ) だなんて…
これから改名ブームが起きそうですね。
名前の改名の手続きは簡単
認められるかは家庭裁判所次第！
読み方だけ変えるのは役所でOK
しっかり子供の将来を考えて名付けましょう
