こんばんはー。
日常生活の中で悲しい思いをしたり、失敗をしたりすると、
不眠や食欲不振を起こすことがありますよね。
場合によっては心にポッカリと穴が空いたように感じたり、
不安な気持ちでいっぱいになることもあると思います。
このような状態になった時には、思う存分に泣く、
早くに寝てしまうなどの解消法で、
やがて立ち直っていくのが普通です。
しかし、気分が落ち込んだまま2週間以上も変わらず、
日常生活に悪影響を及ぼすようであれば、
うつ病の可能性もあります。
一見ただ落ち込んでいるだけのようでも、
やがて
「朝から晩まで憂鬱な気分」
「楽しいと感じることが無い」
「いつも眠気がある」
「寝たいのに寝られない」
など、普通とは異なる症状がでてきます。
しかしこれらの症状を「うつ病」と自覚するのは難しいと言われています。
もし、うつ病かもしれないと感じても、病院で治療を受ける人は少ないようです。
あるいは治療を始めたとしても、うつ病はすぐに治るものではないため、
諦めて通院を止めてしまう人も少なくありません。
そのため、うつ病の症状がどんどん進んでしまうことも多いのです。
うつ病は治療を受けることで完治する病気ですが、
早めに治療を始めないと治療に長い時間がかかります。
うつ病というと特殊な病気と感じるかもしれませんが、
実は日本人の2割が経験する病気です。
いつ誰がかかってもおかしくない病気であることを認識し、
自分の精神状態に異変を感じたら医師に相談してください。
また、身近な人でうつ病と思われる状態の人がいて、
本人に自覚がないという場合にも、病院を受診するように促しましょう。
うつ病患者への対応
うつ病の人は、ほんのささいなことでも深く悩んだり気にしたりします。
周囲の人間は、うつ病の人の状況をできるだけ
理解するように努めなければいけません。
また、うつ病の人への対応も慎重に行う必要があります。
以下に、うつ病の人への対応方法として最も重要な3点を紹介します。
1.励まさないこと
うつ病の人に絶対に言ってはいけないのが「頑張って」という一言です。
なぜなら、うつ病の人は自分に自信がない状態に陥っていて、
「これ以上は頑張ることができない」と感じています。
その状態で「頑張って」などの言葉で励まされると、
うつ病の人にとっては、それまでの努力を否定されるような気持ちになり、
さらに追い詰められてしまうのです。
うつ病の人に対しては、今に至るまでの頑張りを分かってあげるというスタンスを保ってください。
2.休養させること
うつ病の人は心身ともに疲れ切っている人も少なくありません。
なぜなら、うつ病になると、ギリギリまで頑張っているにも関わらず、
さらに続けて頑張ろうとするからです。
そこで、うつ病を重症化させないためにも休養が必要です。
ただし、うつ病の人は、克服したいがために休養するのを嫌がる傾向にあります。
そのため周囲の人間が工夫して、
本人が自然体で休養できる状況に導いてあげることが大切です。
3.治療のことだけを考えさせること
うつ病が完治するまでには長い期間がかかります。
少しでも早く完治するためには、治療に専念するのが一番です。
うつ病の治療では「なかなか治らない」と焦ってしまいがちなので、
身近な人間がサポートをしてあげましょう。